2022年11月21日月曜日

熊本ツアー記3

 11月13日(日)

曇り。ぐずついた天気。

この日も早朝からごはんを食べる。馬肉カレーは、ちょっと迷ったがこの日はやめておく。昨日食べたのがまずかったわけではないが、ちょっと重いのがしんどく感じられたのだ。つまり私はそういう年頃なのだということなのだろう。

昨日飲みに行ったせいか辻野さんが食堂に降りてきていない。辻野さん抜きのメンバーで朝食を食べながら、ののこちゃんは稲垣さんと二人で昨日食べ損ねたさつまいもソフトを食べに行くと言う。元気だ。

部屋に戻って、トイレに行ってズボンを脱ごうとすると、ベルトが壊れているのに気が付く。古いベルトがプラスチック部分の劣化で部品が落ちて、止まらなくなってしまった。あわてて、近所のコンビニに行ってみて売ってないかと見てみるが売ってない。まだ洋服店の開く時間じゃないし、この日は10時にはホテルをチェックアウトしなくてはいけない。あせる。あせるがどうしようもない。道端でたちつくす。

結局購入は諦めて、ベルトをしばってズボンを固定してしのぐことにする。少々不安定だが、なんとかなりそう。

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チェクアウトをしてロビーに座っていると、ちょうど降りてきたゆうみさんに、くまモンとの写真を自分の携帯で撮ってくれと無邪気なことを頼まれる。そういう感じのことを言う人だっけかと思いながら、くまモンに寄り添う広田ゆうみの写真を撮る。

写真を撮ったところで、いつの間にかロビーの端のマッサージ機にかかっていた辻野さんが「あ゛ぁ、ええわー」と気持ちよさそうな声をあげる。ゆうみさんがびっくりしてびくりと震える。


やがて皆降りてきて、早川倉庫へ移動。辻野さんは「時間があるから行きたかった個性的な書店に行ってみる」と言うが、わざわざホテルの方に戻るのがなんだが億劫に思えて、付き合って書店に行くことはせずに、会場の隅っこに座って休む。歩ける距離なのだが、戻ると思うとしんどく思えるのはなぜだろう。客席の後ろの椅子置きスペースが暗がりになっていて落ち着くのでそこに座ってぼんやりする。


 

桟敷さんが近所の廃ビルらしきところと見に行ったらと勧めてくれたのでぶらぶらとひとりで散歩。ふらふら見て回り、廃れている風情を味わう。わざわざ遠方まで廃ビルめぐりに行くとかの趣味はないのだが、廃れている風情はなんとなく好きだ。(しかしこの後の夜に大牟田の繁華街のすごい廃れっぷりを見たので印象は薄くなってしまった。)缶コーヒー買って戻る。ついでに帰りに使う市電の駅をチェックしておく。



 

うのすけさんが、男前な口調で「今日は昼からカレー食べられるよっ!」と言ってくれたので、早めにカレーを食べる。うのすけさんのカレーはやはりいろいろな味がして旨い。マルシェエリアで食べていると、横でMC兼出演アーティストの門松さんがノートパソコンに向かい「よし…」とかつぶやきながら何やらしきりとチェックしている。真面目で勤勉な人だなと思う。

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本番前、薄暗いソデで、ののこちゃんがカーテンコール時の挨拶の段取りの順を考えてくれている。言われてみると先日終演時、池田がピアノに座ったままになってしまって、お辞儀できなかったのがちょっと変だったか。細かいけどそういうのも大事だなと思う。



 

2時から本番。

 時間ちょっと押しで始まる。序盤で辻野さんが紙を落っことしそうになって、ひゅっ、と戻すのを見て、その姿が妙にかっこよく感じられ、これイケるんじゃないかと思う。慣れもあったのかいい具合に入り込みやすい回だったと思う。

演奏している時間のことを書くのは難しい。いつも夢の中にゐるような感覚で、気が付いたら終わっている。その都度、あれがこう来たから、こうやってとか考えてるのだがそのひとつひとつの行動が大きな波にさらわれる中およぐ手の動きのような感じで、流されてあっぷあっぷして別の何かにくるまれてる感じで、そのうちいつの間にかどこかにたどり着いている。うまくいっている時は海の中も外も景色が見える。

出番が終わるとそろっと音がしないよう気をつけながら客席後ろの暗い階段から楽屋に上がり、写真撮影。(実は皆は本番前に写真を撮っていたのだが、池田不在だったため、判戸さんが気を利かせて終演後メイク落とす前にもう一度撮ったらと誘ってくれたのだ。)下ではまだイベントが続いてるため、音のしないよう気をつけながら写真を撮る。雰囲気のある場所のおかげて面白い写真が撮れる。






終演後、うのすけさんでベアーズとかいうクラフトジンを購入、ちびちび呑む。やや荒い味わいがうまいと思う。


せっかくなのでマルシェで、いぐさコースターもいくつか購入。全体にかたづけにはいる会場を、ちょっと名残惜しく眺める。


 

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客出しが終わり、ちょこっとバラシを手伝ってから自分も会場を去る。

熊本駅まで市電に乗る。観光気分で乗ってみたが、乗ってみた気分はほぼ通勤バスだった。


 

熊本駅に着き、ちょっと呑んで行こうかとも思ったが、次のチェックインの時間もあり結局そのままJRに乗り、大牟田に向かう。

結局今回馬刺し食わなかったな、と思う。








2022年11月18日金曜日

熊本ツアー記2

 11月12日(土)

うまく寝つけず。神経が興奮してるのか、夜中何度か目を覚ましてしまう。



6時半むにゃむにゃ起きる。オートロックなので鍵を忘れないようにポケットに入れて自室から出て、エレベーターで1階に降りる。

「バイキングの朝食は早い方がおいしいんですよ。作ってそのまま置いとくから時間が経つとカピカピになったりしちゃうんです。」

と昨日うがつメンバーの誰かが言ってたのを汲み、うがつの皆は朝イチで朝食を食べることになったのだ。中途半端に起きたようなそうでもないような意識のままバイキングの列に並び、食べるものを選ぶ。かなり豊富なメニューがあって目移りする。

とりあえずさっぱりしたものを主に選ぶ。辛子蓮根の揚げたのがあるのが熊本ポイント。どれもそこそこおいしい。ののこちゃんは、朝にカレーを食べるのが好き、しかもお茶碗で食べるのが好きだと言ってカレーを食べている。そう言われると美味しそうに見えて、おかわりでごはんをよそい、これも熊本名物なのか置いてあった大鍋の馬肉カレーをかけて食べてみる。稲垣さんもつられてカレーをおかわりで食べていた。みんな元気だ。

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食後、皆で散歩する。まず「あんたがたどこさ」由来のせんば橋へ行くことにする。

朝の空気が気持ちいい。



 あんたがたどこさ ひごさ ひごどこさ くまもとさ

  くまもとどこさ せんばさ…

子供のころにたくさん聞いたはずなのに、言われるまでこの唄が熊本の唄だとぜんぜん気づいていなかった。今回のうがつダンスにはこの唄を組み込んだので、ここには一度来ておきたかった。

しかしそれにしても、たぬきの像がちょっと変だ。


あと、たぬきと合わせてエビの像があるのも謎だった。たぬきは出てくるけど、エビ?、二番とかあったっけ…?

洗馬橋でたぬきをめでた後は、昨日の堀沿いのコースを通って城方面へ向かう。熊本城の入り口でどうしようかと話してると、観光ガイドらしき案内のおじさんが寄ってくる。「散歩に来てるなら、そこちょっと上がって、神社見て行ったらいい。」と言って親切に案内してくれる。言われるままにおじさんについて行く。



行ってみるとまず土産屋エリアがあって、そこから登ってゆくらしいのだが、女子連が土産屋にがっつりはまって動かない。(後で聞くと、皆はお土産ハチミツ屋で、つぎつぎと試食のハチミツをわんこそばのように勧められていたのだとか。)仕方ないのでベンチに座ってしゃちほこなどを眺める。ちょっと移動の疲れが残ってるのかなと感じる。

皆が戻ってくる。「池田さん、デパートの買い物に付き合って来ているお父さんみたい。」と言われる。


ともあれ、しばしして皆土産屋からでて、上へ向かう。道すがら、まだ震災から治ってない部分が金網で覆われてたりするのを見る。


上に登ると、けっこう大きな広場のようなエリアがある。せっかくなので熊本城を横に見ながら皆でストレッチをする。背中を伸ばすと気持ちいい。なんだか疲れが取れたような気持ちになる。さっきは座ってるだけで疲れたような気持ちになっていたのに変な感じだ。



そんなこんなでまったり散歩を終えて、ホテルに戻る。

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12時入りで早川倉庫。

振り付けの判戸千雅子さんと合流。リハの録画を見ての手直しなど。段取っぽくなってたところのピアノを一呼吸早く入ることにすることによってスムーズにしたらというようなことを言われる。なるほどと思う。皆で少々練習する。

14時から昼の部本番。



自分達の出番が終わったあと客席後ろに回って、他の出演者たちの演目を見る。今回熊本公演で初めて見る熊本のシンガーCobyさんと日置あつしさんの舞踊の組み合わせが斬新だ。こんな組み合わせもありなんだな、と素直に感心する。

昼の部終演後休憩。マルシェでうのすけカレーをいただく。青唐漬けや蓮根きんぴらやナムルやいろいろおつまみっぽいものの乗ったカレー。いろいろな味がして美味しい。



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18時から夜の部本番。

いつもソロライブの時に来てくれている京都の瓦屋さんのご夫婦がわざわざ来てくれたのがありがたい。それに演劇の後輩筋にあたる陣内君もわざわざ福岡から来てくれた。ありがたい。

夜の部終演後、皆でマルシェで呑む。場所を迷っていると田中遊に席を譲られた。気を遣ってもらってるのか。

うのすけで熊本の酒の飲み比べセットを購入して飲むが、じきにどっちがどっちだか分からなくなる。同じような味に感じる。あきらめて混ぜて呑む。





各々出演者たちが交流している。なんだかここにきてはじめて企画としてみんなの気持ちがまとまったような感じがする。



うのすけさんがつまみをいろいろ出してくれる。雪ちゃんの奢りだそうだ。ありがたい。わさび葉のナムル、鶏の煮込み、ひじきの白和えなどをいただく。

ひとしきり皆で呑んで、散会。

スタッフ組の皆はこれからまだ呑むような話をしている。誘われるのかな、と思いつつ、でも疲れてるし微妙だななどと考えながらホテルに戻る。部屋に入ってみると浴場に行く気力なし。シャワー浴びてそのまますこんと眠る。




2022年11月17日木曜日

熊本ツアー記1

 備忘のためにも、熊本ツアーの時のことを日記的に書いておこうと思う。

忘れちゃいけないわけでもないとは思うが、まあ、久々に書いてみよう。


11月11日(金)

朝早く目覚める。残っていた厚揚げを刻んで、冷凍うどんと煮込んで朝食。すこし冷蔵庫の中のものが残ったがもうしょうがない。やかんの中の水を残さないようにする。前に旅から帰った時うっかり数日前のやかんの中の水をつかってえらいことになった。失敗は繰り返すまい。

伊丹まで阪急とモノレールで移動。モノレール久しぶりで楽しい。空港からANAのプロペラ機に搭乗。



プロペラ機はなんだか生々しく飛ぶのが体でわかる感じ。飛行機の中の席が近いので、はしゃぐ主催の雪ちゃん、本を読む俳優田中遊、弁当を食べる舞台監督の渡川さん等を横目で見る。

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飛行機の窓から見る熊本はなんだか家々の屋根がみんな黒いなあ、など思っているうちに熊本空港到着。飛行場から、うがつ組(池田・辻野・稲垣・ののこ)はバス移動することにする。桜町バスターミナルまで50分880円也。ホテルまで歩く。市電がかわいい。



ホテルで各自小休止した後、昼飯でもと外に出たところで、古事記朗読組(田中遊・広田ゆうみ)とばったり出会う。いっしょに食事に行くことになる。近所の蕎麦屋に入る。朝にうどんを食ったので麺類続けるのもなと思い池田は親子丼を注文。しかし皆がそばが旨いというのを聞いてやはりそばにすればよかったかとちょっと後悔する。

食後なんとなくそのまま皆で城方面へぶらぶら歩く。



堀沿いの道の景色が良い。鯉を眺めたり子猫に出会ったりしながら散策する。そのままのんびりしたいが、しかしリハの時間も考えて、うがつ組は城前で引き返すことにする。ぶらぶら不規則に歩いてきたので帰りちょっと迷う。熊本は線路も川もぐにゃぐにゃ曲がってるので方角の目印にしにくいところがあると思う。

⭐️

小屋入り。早川倉庫へ行く。いい天気になってよかった。

早川倉庫は面白い雰囲気の場所だ。無骨な外観のなかにごっそりアンティークが詰まっている。


渡川さんたちは先に来てどんどん仕込みを進めている。しかし、なれない場所のせいで、「あれ、このスイッチはどこだろう?」とかいろいろ迷って予定時間を押しているようだ。



ピアノ設置して、立ち位置などを確認して、リハ。リハはipadで撮影して送り、まだ京都にいる振り付け担当の判戸さんに見てもらうことにする。考えてみればこういうことができる便利な時代だな。



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リハが終わり夕方、移動の疲れはあるものの、少しでも集客の助けになればとの思惑もあり、うがつ組の皆で舞踏関係に縁がある人が経営しているという中華料理「紅蘭亭」へと行ってみることにする。くまもんの着ぐるみや変な焼き芋屋などを見ながら夜の繁華街を歩いて巡る。




紅蘭亭、行ってみると予想外に綺麗で高級な外観に戸惑う。しかし値札をみると値段はそんなに高級というほどでもなくとにかく若干びびりながらも入ることにする。

メニューをながめ、太平燕、水餃子、鶏とピーナツの炒め物、前菜3種盛りを注文しシェアをすることにする。各自飲み物のオーダーが終わったところで給仕の男性に聞いてみる。

「あのう、葉山社長に会うことは出来ますか?」

「葉山?、どの葉山でしょう、三人おりますが?」

予想外の返答に混乱する。

「あの、イベントとかに関わっておられる…」

「ああ、でしたらー」

親切に対応してくれた。残念ながら不在で会うことは出来なかったが、親切な対応に頭が下がる思いになる。




食事はどれもおいしい。炒め物に入っているマコモダケにテンションが上がったりする。太平燕は春雨を使ったちゃんぽんみたいな感じかなと思っていたが、スープは塩ラーメンに近いように感じる。旨い。おおいに盛り上がる。

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ホテルに戻り、浴場に行ってみる。ホームページには大浴場と書いてあったような気がするが、べつに大浴場ではないと思った。まあ比較の問題かもしれないが。よくカプセルホテルなどについている大浴場などと比べると広さは半分以下だと思った。サウナもあったが水風呂はなかった。なんだか中途半端な印象を受けた。けれども体を伸ばせて暖まれるのはありがたかった。

風呂から上がって、ロビーで桟敷さんにであう。桟敷さんは「このホテルでは女性は大浴場に入れない、なんて前時代的なんだ」と文句を言っている。たしかにそうだが、羨むほどたいした浴場ではなかったと正直な感想を言う。お互い追加の毛布をロビー前でせしめて、部屋に戻り、眠る。







2022年10月20日木曜日

近況 2022 1020

 なんとなく「ルートヴィヒ美術館展」を観に行ってきた。

これまで知識で知っていた画家をあらためて確認したみたいな気分だった。美味しい時代のものを集めているのだけど、本当に美味しい部分というよりはちょっと脇の部分を集めた感じかな。ピカソいまいちだな、とかブラックはもっと抽象度の高いのが好きだな、とか勝手なことを思いながら巡った。

印象的だったのはアンドレア・フレイザーさんのOfficial Welcome というビデオ作品で、アーティストと解説?批評家?を交互に演じながら、こういう奴いるよね的な芸術あるあるネタトークをちりばめ、そうしながら全裸になって「私はアート作品だ」と宣言する、という彼女のパフォーマンスは私的には「これもう演劇じゃないか」と思えるものだった。

いろいろ物価が高くなってきているのを感じる。灯油や食料やなにやかや。ぼんやりとした不安を感じる。芥川氏ではないので死なないが。


 


2022年9月30日金曜日

近況 20220930

 涼しくなってきたと思ったら、蚊が多くなった。日々かゆい。

百日紅の花はそろそろ終わりで、金木犀がいつの間にか咲いている。

金木犀の匂いって、なんだか後ろからぽん、と肩を叩かれるような感じで不意に匂ってくるよな。



⭐️

最近ぼうっとYouTubeを見てることも多い。しかし、YouTubeは自動的に見たものの好みを判別して似たものを集めてくるので、いつの間にか似たような好みを見る似たような価値観の社会に追いやられているような感覚がある。「みんなそう言ってるじゃん」と思っても、実はそうじゃない、ということがよくありそうで怖いなあと思う。

せめて情報源は複数持ちたいものだと思う。テレビは持ってないけど、図書館で本や新聞を読むとか、友人との会話とか。

⭐️

ベッドを解体して出てきたスプリングを、そのうち楽器にできないかなと企んでいる。バシェみたいな感じの。どうかなあ…。



2022年9月21日水曜日

近況 20220921

 ベッドを解体した。

古いベッドなのであちこちやぶれたりスプリングが出てきたりしていたので、もうマットごと取り替えようとマット部分を引き出してみたら、木枠と一体化していた。しょうがないから木枠部分をひっくり返して、上に新しいマットレスを置くことにしようと思い、不要部分(上張りと緩衝材とスプリング)を取り外すことにした。

なるほどベッドとはこういう風に出来ているんだなと分かって面白かった。

 


しかしすこんと涼しくなったな。早く長袖を出さないと体冷やしそう。

最近FacebookもInstagramも、なんだか勝手に広告とか表示するような仕様になってきて、微妙にやりづらい。すごく邪魔、というほどではないのだけれど。まあメディアというのは変わっていくものだからしょうがないのか。 

そういえばやみいちの連絡用掲示板も使えなくなってしまっていたが、どうするんだろうな。今どき連絡を取るなら掲示板でなくともメッセンジャーでもライングループでもいいような気はするけど、それをすることに妙に違和感があるような。

地道に録音を聞いて修正する日々。

録音確認作業というのは自分の至らないところと向き合う作業でもあり、いまだにやっぱりしんどい。これがしんどくならなくなる日はくるのだろうか。完全即興の音源だとそこまで苦にならないのだけどなあ。

 

2022年8月18日木曜日

近況 2022 0818

 すごい雷雨だ。

窓越しに光ってのたうつそれは、天に竜がいて暴れているのかと思ってしまう。

何か我々が悪いことをしたからか と一瞬考えたが、たぶんそんなことはない。天は天で勝手に暴れているのだろう。


どうも、ホームページのCGIがうまく働いてなかったようで、いつの間にかホームページからのメッセージが届かなくなっていたようだ。

メールフォームがプログラミングで作れるわけではないので、kent-web のフリーソフトを利用していたのだが、不具合の原因もよくわからないし、この際、外部のメールフォームサービスに切り替えてみようと、formrunを使うことにする。しばらく使い勝手を様子見。まあ、めったにメッセージは来ないんだけど。

 

 

 

2022年8月12日金曜日

近況 2022 0812

暑い。

百日紅は盛んに咲いている。



柿の木のどこかに鳩が巣を作っている気配を感じるが、どこにあるのか分からない。

 いろいろと待ち状況でじりじりしている。

最近、原理(統一教会)のことがニュースで話題になっているので、学生の頃よく原理系サークルの勧誘に声をかけられたのを思い出す。

何も知らなかった大学入学当初のころは、いちいち丁寧に対応していた。(統一教会系)サークルに勧誘してくる彼らに意見を求められて、世の中に対する不満を語ったりした。にこにこと微笑んで「そうですよね!」と相槌をうってくれるのは耳心地がよかったが、そのうちに彼ら自身は何も語っていないのに気が付いた。 いつの間にか自分だけが語ってるのだ。それで、なんとなくもやっとした不安があったのと、まあ新入生なので他にもしたいことがあったので、勧誘に乗ることもなかった。

その後で、先輩などから洗脳の話(断食させて判断力を奪う)を聞いていやな気分になったと同時に怖いなと思った。それから、もう勧誘は相手にはしなかったように思う。

 当時は中核派にも時々声をかけられた。彼らは自分の意見を持っていたが、その意見をこちらがどうにも信じられなかった。ただ、信じられないと説明することもできなかった。自分は社会問題に無知だったし、今でもけっこう無知だ。

 彼らに共通してるのは、正義感と理想を種として勧誘していることじゃないかと思う。正義感と理想で誘われて仲間になり、いつの間にか反社会と見なされるという場所にいることになる。

なぜこうなるんだと思う。他人に頼りすぎて思考を放棄するからか?、そうかもしれないがたいていの人は実はあまり思考していない。ただ依存する対象が違うだけなのだろうか。

 サツマイモアイスを久しぶりに作った。ゼライスをまぜたらカチコチにならない、というのをどこかで読んでやってみた。確かにカチコチ度合いはましになったが、もうちょっとゆるくしたい。量を増やせばいいのだろうか?

 

2022年7月15日金曜日

近況 20220715

 久しぶりにDTMをちょっとはじめた。

打ち込み音源を使うかもしれない案件が入ったからなのだけど、10年ぐらい前?にシンセが壊れて以来、少しもDTMに触れていなかった。

そもそもそんなに本格的にはやってなかったのだが、それにしてもいろいろ状況が変わっていてびびった。今はMIDIケーブルなしでもいける機材があることとか、ええ?SONARがフリーソフト化してるの??、とか。 

そんなわけでちょっとずつ勉強はしているが何だかすぐ疲れる。面白くなくはないのだけどね。

 ☆

最近、近所ではするめいかが安いのをあまり見ない。塩辛が作りたいのに。そもそも何処もアニサキスを怖がって、生食をおすすめしない。めんどうな時代だなと思う。

昔舞鶴で買ったいかの塩辛は美味しかった記憶がある。いつか、どこか海辺の町に行ったら、また塩辛を買おうと思う。



2022年6月23日木曜日

近況 20220623

 ここ数日一気に夏になった、感じがする。

肌がべとつく感じがなんだか嫌なので、そろそろまた銭湯にいこうかなと考えるが、なかなかふんぎれない。一度行かなくなると、習慣がもどらない。

この間、ついうっかりペヤング極激辛をもらったので食べた。2回目なのできついのは分かっていたのだが、魔が差した。

ヨーグルトとマヨネーズを用意しておいて食べたので一応間食できた。翌日、尻がきついことになったが、これも計算のうち。分かっていれば耐えられるし、むしろそれが快感な部分もあるようなないような。

夜に、蛍が出ているかと思って、鴨川べりを歩いてみたがでていなかった。ずいぶん前に、誰かと、蛍を観に散歩する約束をしていたような気がするのだけどな。

 

2022年6月8日水曜日

近況 20220608

 なんだか今年はいつまでも小寒い感じがする。

寝る前とか、あったかくしなきゃと思う 。6月なのに。

ペンティ・サマラッティ展を観に行った。チラシを見て気になっていたのだが、今週末までらしいので言っていこうと思ったのだ。

 


フィンランドの写真家らしいけど、知らなかった。

なんだか何にもないようながらんとした場所に、ぽつんと何かが立っているような写真が多かった。

展示会場には本質がどうたらとか文章が掲示してあったが、正直文章はピンとこなかった。

ただ、その何か何も無いような風景の写真を見ていることによって自分の中の何かが満たされたような気がした。 うまく説明できないのだけど。


2022年6月1日水曜日

近況 20220601

 2回目のTradartComplexが終わってほっとゆるんでおります。

UGATSUのことについても、言いたいことはいろいろあるような気もするけど、 どうも言葉がまとまらない。録画を見てもなんか客観的になれない。もうすこし時間が必要なのかな。


 

☆ 

この間、市バスに乗っていたら祇園のあたりで、側に居たおばちゃんたちが話していた。

「祇園花月行った?」

「いやあ、まだ行ってへんわ。」

「祇園花月って、あそこ、ほら昔はあれやったやん…、知らんやろうけど。」

「知らんわ、何なん?」

「ええと、ほら、何やったっけ…、…キャバレーみたいなの。」

昔の祇園会館は映画館だったと思うのだが、おばちゃんの心の中ではキャバレーになっていたらしい。

人の記憶とは変わりゆくものだなあ、と思った。

 ☆

祇園会館はいわゆる二番館で、流行りが終わったものが、ちょっと安い値段で2本立てで見れる映画館だったと思う。昔、父親と「ラストエンペラー」と「太陽の帝国」を二本立てで観ておなか一杯になった記憶がある。

貧乏人にはありがたい存在だったのだけど、もうそんなタイプの映画館は見かけない。

有料配信サイトではいくらでも映画が見れるが、多すぎる情報は逆に見る気をそぐものがあるよな。まあそれはそれで楽しんではいるのだけど。

外を歩いているとそろそろ紫陽花のつぼみが咲きかけているのを見かけるが、うちのはまだまだのようだ。日当たりの加減だろうか遅咲きなんよね。

2022年5月23日月曜日

近況 20220523

 ちょっと疲れているのか、それともいたずらな妖精にでも取りつかれているのか。

一昨日バスを降りるときに、ちゃんと持っていたはずの50円玉が消えてしまっていたり、片づけたナイフやフォークの位置が入れ替わっていたり。なんだかちょっと「あれ?」ということが頻発している。

ちょっと堅実に気をつけて行動するべきだろうか。

 ようやくオクラが安くなってきたのかな、ちょっと安めだったので買った。

久しぶりに作ったオクラの味噌汁がおいしい。

 

 

 

2022年5月3日火曜日

近況 20220503

 ぼちぼちUGATSU(舞踏)の練習が始まりつつある。

前回の映像を見て、その改良点を考えるところから始めるという伴戸さんのやり方を見て、ああ、やっぱこの人と組んでよかったなと思う。前のままじゃなくて、がらっと変わるぐらいのことが出来たら面白いだろうな。

 

 

スーパーなんかで、そろそろインスタントの沖縄そばを見かけるようになってきた。あれ、好きなんだけど、どうもスーパーやドラッグストアでは夏季限定商品扱いらしく、通年では置いてない。通年で買えるところがあればいいのにと思う。(ネットで買おうとまでは思わない。) 


最近ちょっと地震が多いよな。普通にびびる。

2022年4月24日日曜日

近況 20220424

 ぼちぼちライブが増えていってるような気がするがよくわからない。

しかしやろうと思って立ち上げかけて放置してるものも結構ある。機を失いたくないとは思うものの、やはり思いきれないものもあり、難しい。

 100均で買った大根おろしが先日割れて壊れたので、また安物を買って割るのも何かと思ってアマゾンでちょっとしっかりしたものを購入した。使ってみて確かに安定感は感じるがそれほどありがたみはわからない。そしてアマゾンの「おすすめ項目」に大根おろしがよく出てくるようになった。大根おろし、そんなには要らないよ。

 ☆

ブドウの葉が大きくなってきた。今年もドルマデスを作ろうかと思う。 葉っぱが柔らかいうちに…。




2022年3月12日土曜日

近況 20220312

 たいした日常ではないが、すこしずつ何か書かないと、書くという感覚を忘れそうな気がしてちょっと書く。ばらばらと断片的になるけど。


 暖房のフィルター掃除をしたら埃が服についていたのか、いつまでも埃臭い感じがして困った。掃除後の服はちゃんとチェックせんとあかんなと思う。

久々にピアノの調律をした。結構くるってた。湿度のせいか何かよくわからないけど高くなる方にくるってるときと、低くなる方にくるってる時がある。今回は低くなっていた。周波数は441で合わせた。個人的に周波数低めの方が落ち着く感じがしていいかもと思うのだけど、どうも高め好きな人の方が多いような気がする。音楽の好みの問題なのかなあ。

そういえば、ジョン・ケージの伝記を読んだときに、彼がベートーヴェンの音楽を嫌い、サティの音楽をほめていた、という記述があった。つまり彼にとって音楽は主に落ち着くためのもので、アゲてゆくためのものじゃかったということだと思う。

落ち着く派の人と、アゲたい派の人で、好みの調律周波数の統計を取ってみたら、はたしてアゲたい人の方が周波数が高くなるのかどうか。どっかの人が卒論研究とかでやってくれないかな。


 夾竹桃が咲いてきた。時々、窓からふわりと匂いが入ってくる。

 ついついニュースを見てしまう日々だが、見すぎると気持ちが落ち込む。朝晩一回ずつ見るだけにするとかに限定したほうがいいのかもしれん。

2022年3月8日火曜日

近況 20220307

 時々近所の狸谷不動院に散歩で上っているのだが、参道の途中に七福神の像がある。最初の頃はなんとなく横目で見て通り過ぎるだけだったのだが、最近はこれもなんとなくなのだが線香(ひとつ10円と書いておいてある)をあげるのが習慣になってしまった。今日は線香が切れていたのであげなかった。なんとなくさみしい。

 ☆

映画「ドライブ・マイカー」を観た。原作はほぼ忘れていたが楽しめた。それはそれとして、エンドロールに並んでいた、青年団と地点とチェルフィッシュが気になった。あの映画内の多言語演劇はそういうことなのか?、でも、映画の中で終盤に仕上がった演劇は多言語じゃなかったような気がするが、つまりそれあんまりそれ意味ないじゃんということになるんじゃないのか、とかいろいろ考えてしまった。まあ本編とあんまりかかわりないし、いいのだけど。

 ☆

梅の匂いを嗅ぎたい。

2022年1月13日木曜日

近況 20220113

 ここしばらくまたちょっと暇な時間が増えたので、やみいちの過去作を読み直したり、見直したりしていたのだけど、「じゅっかい」の頃と「人参失格」の頃とでは明らかに全然違うなあと、改めて思って、その違いがうまく言語化できないのでもやもやしている。

どちらがいい、というわけではないのだ。ただ、ああ、変わったんだなあと思う。

 音楽に関しては、2月にろくでなしでモンクナイトを、アコーディオンを使ってやることが決まったのでその練習に追われてる感じ。むつかしい、のだけどちょっと他では聞けないサウンドが作れそうで、これはわくわくしている。

 ☆

 最近の食材のマイブームは腐乳。そのままつまみにしても、炒め物に混ぜてもおいしい。

2022年1月1日土曜日

謹賀新年2022

 あけましておめでとうございます。

見返してみると前回の新年の書き込みから、4回しか書いていない…。もうちょっと書く習慣をつけないといけないような気がする。

 なんだかぼんやりと歳をとり、ぼんやりと年を越した感じがしてます。

 

そういえば、昨年末に舞踏の方々と公演をする機会があり、そのこと、というか舞踏についてちょっと書こうと思っていたのだった。

 

花嵐の伴戸さんとはずっといっしょに企画をやりたいと思っていた。

最初に花嵐の公演を観たのがいつだったのか思い出せないけど、たぶん20年ぐらい前だと思う。当時は舞踏のことは何も知らなくてとにかく見分を広めようといろんなものを見ていた。

それで、まあ、いくつかのダンスを見て回ってたのだけど、花嵐を見たときに、「なんかすごいな」と思って、自分の中に共鳴するものがあるように感じた。それで、伴戸さんたちに連絡を取って関わらせてもらおうとして、その時はうまくいかなかったけど、その時の流れが(いろいろ紆余曲折したが)結局昨年末の公演につながった。

その、20年前感じた感覚って何だったのかなとちょっと考えた。

 それは「まっくらやみを見る感覚」に近いのかな、というのが一応の答えで、たとえば、夜中に山道を登ろうとして、街灯も月明りもなにも無い時に感じる感覚、皮膚がぴりぴりとして警戒で足が動かなる感覚。たぶん文明がこんなになる前はみんな知っていたのだけど、今はほとんど感じられなくなっている感覚、「見えないけどなんか大きなもの」を感じる感覚。まあ、よくは分からないのだけど、そういうような感覚を感じて、そしてそれをもっと見たくなったのだと思う。

自分にとって「なんで舞踏と関わるのか」と言われたとき、たぶんそのあたりがきっかけになってるのかなと思う。別に舞踏がみんなそんな感じだと言うつもりはないし、他にもいろいろな踊りがあるのも知ってるのだけど。

 

 

 今年はもう年賀状は来ないかなと思っていたのだけど、意外にも数枚届いてしまって、返答をどうしようか考え中です。

連絡手段の主流がいつのまにか書簡・電話からメール、メールから LINEへと変遷して、そのせいで取りこぼされているコミュニケーションってすごく多い気がする。なんだかあわあわしてるけど、あわあわしてても仕方ないのかもとも思う。