2023年3月22日水曜日

近況 20230322

 この辺りではまだ桜は2分も咲いていない。もっともソメイヨシノではない山桜の類は咲いてきている。しかしもう1週間もあれば咲くかという風情ではある。

コラボ企画についても、食道楽についても、いろいろまだ考えるべきことがあるような気がするのだがどうもまだまとまらない。まとまらないうちに状況がすすんでこうなってるのかもとも思う。

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中公新書「歌仙はすごい」、図書館で借りてちらちら読んでいるが、この歌仙(連歌)の感覚は、芝居で言うとインプロの感覚に近いのではないか。即興によるイメージの飛躍の楽しみというか。


2023年3月1日水曜日

詩的であること

 何で詩なんてものがあるんだろう、と考える。世の中の物事を伝えるだけならば散文でいいじゃねえか。しかしながら散文では伝えられないもやっとした感覚が心にはあって、それを伝えるためにはやはり詩が必要になる。

散文ではありえないような言葉の組み合わせや、散文にしては足りなすぎて骨だけになった言葉や逆に多すぎて混乱の海に飲まれた文脈といったものを通じて、普通の言い方では伝えられない心のもやっとしたものを詩は伝えられる、だから詩が必要なのだろう。

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というようなことを考えていたのは今開催中の音楽と絵のコラボ企画「月と城と、猫の。」で、自分達がいったい何を表現しているのかについて説明できていなかったなあと反省してぐるぐるしていたからだ。

つまり、私は、大島尚子さんの絵から感じられる、そのもやっとした普通の言葉では説明しづらい「詩のようなもの」に音楽を通して共鳴したかったのだな、と思う。そして、松本ちはやさんという人の才能を絡めた時に、それがどこまで広がるか見てみたかったのだな、と思う。


もう、あとすこしで会期が終わってしまうが、ちょっとでも誰かに伝われば。



「月と城と、猫の。」京都ゴーリーカフェにて展示 3月5日まで。

https://www.instagram.com/gorey_cafe/

11:00〜20:00



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3/9に千葉の船橋コクリコットフォルテで演奏予定。
「月と城と猫の。」の曲目を演奏します。



池田一平(p) 松本ちはや (perc)

 3/9(木)船橋コクリコットフォルテ
 open1900 1st1930  2nd2100
 MC3000yen
 https://coquelicot-jazz.com/