何で詩なんてものがあるんだろう、と考える。世の中の物事を伝えるだけならば散文でいいじゃねえか。しかしながら散文では伝えられないもやっとした感覚が心にはあって、それを伝えるためにはやはり詩が必要になる。
散文ではありえないような言葉の組み合わせや、散文にしては足りなすぎて骨だけになった言葉や逆に多すぎて混乱の海に飲まれた文脈といったものを通じて、普通の言い方では伝えられない心のもやっとしたものを詩は伝えられる、だから詩が必要なのだろう。
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というようなことを考えていたのは今開催中の音楽と絵のコラボ企画「月と城と、猫の。」で、自分達がいったい何を表現しているのかについて説明できていなかったなあと反省してぐるぐるしていたからだ。
つまり、私は、大島尚子さんの絵から感じられる、そのもやっとした普通の言葉では説明しづらい「詩のようなもの」に音楽を通して共鳴したかったのだな、と思う。そして、松本ちはやさんという人の才能を絡めた時に、それがどこまで広がるか見てみたかったのだな、と思う。
もう、あとすこしで会期が終わってしまうが、ちょっとでも誰かに伝われば。
「月と城と、猫の。」京都ゴーリーカフェにて展示 3月5日まで。
https://www.instagram.com/gorey_cafe/
11:00〜20:00
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3/9に千葉の船橋コクリコットフォルテで演奏予定。 「月と城と猫の。」の曲目を演奏します。 池田一平(p) 松本ちはや (perc) 3/9(木)船橋コクリコットフォルテ open1900 1st1930 2nd2100 MC3000yen https://coquelicot-jazz.com/
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