2017年2月26日日曜日

近況

良い天気なので布団干してます。
梅見に行きたいなー。どっか行こうかな。

「ジャズ・カントリー」読了。
ジャズにまつわる思いやなにやかやを、フィクションとして再構成したもの。話の枠組み自体は青年が悩みながら自分の生き方をさぐっていく青年モノ。「ライ麦畑〜」みたいなもんやね。
こういうジャズ関係の本を読むたびに思うのは、「これ、ジャズを知らない人にどれくらいわかるのだろう?」ということ。知ってる人には、ジャズミュージシャンの名前を聞いただけでそのフレーズやたたずまいや人生観みたいなものも含めて、いろいろ押し寄せてくるものがあるものなのだけど、はたして知らない人にとってどんな感じなのだろう?
そのせいかどうか、フィクションとしてバランスが悪い感じがした。つまりキャラクターやエピソードのひとつひとつが妙になまなましいので、ノンフィクションをパッチワークでつなげてフィクションにしたような印象を受けちゃうのだ。でも、それが自分がジャズをある程度知ってしまってるせいかどうなのかがいまいち分からなくて、もやもやする。
…しかしともあれ、この本が伝えようとしている思いは受け取ったし、それは確かに誠実だと思う。共感する。そこは大切なところ。

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