なんとはなく気になって「バイエルの謎」という本を読んだ。
http://www.shinchosha.co.jp/book/120286/
私は子供のころ、バイエル、メトドローズ、ブルグミュラー、ぽこあぽこ、などを習ったのだけど、最近どうなってるのか全然知らない。
今のところ、初学者を教えることはやってないけど、もしかしたらそういうことになることもあるかもしれない。参考までにバイエルが最近どう思われているか、それは一体どういうことなのか、知っておきたいと思ったので、読むことにした。
で、読んでわかったことをまとめると、
(以下ネタバレになるので、未読で、読みたいと思ってる方は読まない方がいいです。ドキュメンタリー方式の本なので、わかっちゃうと興がそがれる。)
・バイエル氏は、プロテスタント教会のオルガン弾きのじいちゃんとやはり音楽が達者だった母親から最初に音楽を学んだ。だから、彼の音楽の原点はドイツの教会の素朴なフレーズである。
・バイエル氏自身は別に有名な作曲家ではなく、音楽を教えたり、オペラなどのフレーズをアレンジした楽譜を出版したりして生活していた。今で言うと「はじめてピアノで弾いてみるJ-POP」みたいなものか。
・バイエル教則本は、出版されて長い時間がたっているため、いろいろ改変されてきている。特に勝手にスラーを書き足されたりして、フレーズの意味が変わったりしている。
・日本語版は、当時、音感教育を推進しようとしていた人が編集したせいで、最初の2ページが40倍ぐらいに引き伸ばされている。
ということらしい。
どうなんだろう?、まあ、正直子供の頃、「この曲好き!」と思ったことはあまりなかった(何曲かはあった。)のだけど。だからといって、ダメかと言われると、そういうほどでもないんじゃないか、とも思う。
あまり結論になってないけど、自分の覚書として。
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